防水工事

ビルやマンションなどの屋上部分は雨風が侵入しやすい個所なので、定期的なメンテナンスをすることで雨漏りなどの被害を防ぐことができます。是非一度調査・点検をおすすめします。
また、戸建て住宅でも屋根やベランダ部分、バルコニーなどの床部分がいつの間にか劣化している場合があります。水溜りなどが起きてしまう前の早めの対策がオススメです。

屋根や屋上などは、目視で確認のしにくい部分なので気軽にお問合せください。



1・ウレタン防水

ウレタンと呼ばれる樹脂を液体状にして塗り、防水層を形成する工法です。塗料を塗るウレタン防水は仕上がりに継ぎ目がありません。そのため、シートの剥がれ、施工不良等による継ぎ目の隙間からの雨漏りの心配もなくなります。耐久性を高めるためには、定期的にトップの塗り替えをするなどの定期メンテナンスをお勧めしています。

ウレタン防水には2つの工法が有ります。
既存下地がアスファルト押えコンクリート用で、膨れが起きないために通気緩衝を入れる工法と出入隅が多い場合の通気緩衝を入れない密着工法が有ります。これに加えメッシュシートの補強を入れない工法もございます。
既存の下地が悪い場合はどちらの工法でも、しっかりと下地調整を行なってから防水工事を始めます。

ウレタン防水

2・超速硬化ウレタン吹付けシステム

この工法は防水材の主剤と硬化剤をリムスプレーの先端で混合させ吹付ける、衝突混合方式で行います。
この材料は硬化時間が早く最短15分で歩行可能で30分で所要の物性値が発現出来るので、大幅な作業時間の短縮が可能です。
基本性能である防水はもちろんの事、強力な皮膜を形成するライニング(コーティング)材で形成され、耐久性・耐摩耗性が良好で、フォークリフトや一般車両にも対応できます。
弾性ウレタンなのでソフトで均一な歩行感に優れています。
この工法は全材料を無溶剤タイプにする事も可能なので居住者の方々に配慮した工法です。

3・アスファルト工法

液状の溶解アスファルトと、合成繊維不織布のアスファルトシートを組み合わせた建材を使用します。なんども重ねて二層以上にして、高くて厚みのある防水層をつくります。
耐用年数が長く、耐久性、水密性、耐荷重性に優れています。

防水層を何層にも重ねて貼付ける工法で大きく分けて熱工法と冷工法とトーチ工法の3種類有ります。
熱工法はアスファルトを溶融し防水シートを貼重ねる工法です。
冷工法は常温で使用可能な防水層を貼重ねる工法で、溶融する工程が無いので臭いや煙が発生しません。
トーチ工法は防水シート裏面に付いているアスファルトをガスバーナーで溶融し貼重ねる工法です。

4・シート

シート防水とは、塩化ビニールやゴム製のシートを施工箇所に接着し、水の侵入を防ぐ工事です。下地表面に凸凹があっても仕上がりは均一になります。紫外線やオゾン、熱に対して耐性があり、既存の防水層が傷んだ場合は、そのまま塩ビシートを被せて使用することも可能ですので、低コスト・短期間で工事することができる優れた防水工法と言えます。

5・FRP 

FRPとは繊維強化プラスティックの略称で、プラスティックをガラス繊維などで補強した素材を使用する防水工法です。
FRP防水は硬化速度が速いため、乾燥期間がほとんどありませんので、何層にも重ねる仕様でも1日で施工を完了させることが可能です。

6・室内/厨房防水

当社ではハルeコートを使用し防水を行います。
材料はエマルション系で臭いも出さず火気を使用しないので煙も毒性もなく、この防水材とアスファルトルーフィングシートを併用する複合防水工法で、熱アスファルト防水と同等の性能を持ち、作業工程数の削減及び簡易化により作業効率を向上させる事が出来ます。
屋上防水はもちろんの事、室内防水にも適しています。