外壁塗装の劣化が進むと、建物に数々の不具合が発生し、雨漏りもその一つです。しかし雨漏りは屋根だけが原因と思われがちですが、実は外壁が原因となり引き起こされているケースも非常に多く、小さなクラック(ひび割れ)や小さな欠損を放置した事が原因で建物全体に影響を与える劣化になる場合も有り、早めの調査・点検と補修・修繕はとても大切です。
建物ごとに屋上や外壁の構造や素材の違いがあり、また目に見えない箇所に重大な損傷がある場合もありますので、専門業者による丁寧な点検をおすすめします。



1・モルタル補修 

モルタル外壁の主な劣化症状は、クラック(ひび割れ)、チョーキング、モルタルの浮き・剥がれ、コケやカビ及び鉄筋が見えてしまう爆裂劣化などの発生が挙げられます。
クラックは、状態によってシーリング材をクラック部分に刷り込んでを埋めていく工法と、U字カットという工法で溝を広げ、シーリングを埋め込んでいく工法を使います。汚れやチョーキングは、高圧洗浄などで洗い流した上で塗装を施し、浮きや剥がれが発生してる場合、その部分をきれいに撤去し、モルタルなどで再形成した後に塗装を行っていきます。雨水の侵入などにより外壁の内部まで、被害が及んでいる可能性もあるので、専門業者による壁・建物の状態の点検をおすすめします。

2・樹脂注⼊

コンクリートやモルタル外壁のひび割れ欠損部に、エポキシ樹脂を注入する工法によって建築物の耐久性を向上させることができます。

1. ハンマー打診・外壁浮き部屋確認し、マーキング。
2. ドリルで注入孔の穴開け。 3. 注入孔を清掃。 4. エポキシ樹脂注入。 5. ステンレス全ネジピンを挿入します。 6. 注入孔を目地材で埋める 7. 施工完了

タイルやモルタルの目視で確認出来ない部分の調査を打診検査で行い、経年劣化によるタイル等の落下を防止するために内部に樹脂を注入致します。

3・タイル張替え

タイルは、素材の耐久力や耐候性が優れていますが、メンテナンスフリーの外壁材ではありません。タイルの周りに施工不良や劣化が生じたりすれば、タイル材は本来の耐久力を発揮できなくなるばかりか、割れたり剥がれ落ちたりするなどの危険に繋がります。